『私に売れない、家はありません!!!!』(オ―レイ!!)
こんにちは、FPでブロガーで【20代から読むBLOG】運営のサイトウ(@TSAITO70795634)です!(オーレイ!!(笑))
【家売る〇ンナ】観てましたか?私は割と観てました。(笑)
サイトウの本業の一つである飲食店には、よく不動産屋さんが出入りしております。
そしてサイトウは、本業とは全く関係ないのに宅建の勉強もしております(笑)そこでいろいろと学んだことを、実際に不動産屋の営業マンに質問したりする習慣があります。(便利w)
そんな環境の中で、「ん?これはやばくないか⁉」という不動産屋の営業マンの発言の中に聞き捨てならない会話がありました。
そこで今回は、
- 家売る〇ンナをみていて
- 実際に聞いた不動産屋の営業マンの話をきいて
- 宅建の勉強を参考にして
- FPでの勉強を参考にして
- 社会の情勢をみて
家を買うということのリスク
について考察したいと思います。
これから家を買おうとしている方、買うのか借りるのか悩んでいる方、の参考になればいいなと思います!たぶん結婚したばっかの若者に多いパターンですよね(; ・`д・´)
◎本記事の内容◎
・不動産屋さんが【家売る理由】
【手数料】【仕事だから】
・「買ったほうがお得」その根拠は?
【タダで家を譲ることはできない】
・社会情勢からみた【家買うリスク】
【団信あるけど】
※この記事は
「(; ・`д・´){いま、自分は、見栄のために家を買おうとしているんだ。(笑)」
という人には参考にならないと思います(笑)そうです、それは見栄なのです(笑)
ただ、
①不動産屋さんに買った方がいいと、今だ!とそそのかされている
②結婚したらマイホームっしょ!
③未来の家族のために家を残してやれば喜ばれるだろうから
などの理由で物件の購入を検討されているかたには
「こういうこと・考え方もあるんだな」
という程度に、参考にしていただければと、思います。
不動産屋さんが【家売る理由】
家を買うときに「この物件はいい」「こっちの物件もいい」と勧めてくるのは不動産屋です。
なぜ彼らはあんなにも情熱的に物件を勧めてくるのか?
不動産の手数料【原則】
まず基本的に高いインセンティブ(成果報酬)があるから、と、考えられます!
その金額を見てみましょう!
売買仲介の手数料
基本の計算は以下の通りです。
物件の取引価格(税抜) | 基本計算式 |
400万円超 | 価格の3%+6万円 |
200万円超~400万円以下 | 価格の4%+2万円 |
200万円以下 | 価格の5% |
この金額は仲介不動産屋さんに支払う手数料であり、「新築戸建て!南向き・・・・・・3000万円!!」という広告に載っている物件の値段である「3000万円」という金額もとに、この物件の代金とは他に、不動産屋さんに支払う手数料となります。※広告に表示されている金額には含まれていないということ。
なので例えば、、、
【3000万円の物件が売れた場合】
3000万円×3%+6万円=96万×消費税(8%)=103.68万円
これが不動産屋さんに入る手数料です。※実際にあなたが支払うお金です。
さらに!契約の内容によっては、同じ金額を。家の売り主からも受け取ります!
なので207.36万円!これが、不動産屋さんが【3000万円の物件を売った場合の手数料】です。【原則】
これはなかなか魅力的な数字ですよねI
実際にはこの原則の数字以外にも
「そもそも仲介ではなく不動産屋の持ち物件」
というパターンなんかだと、もっと利ザヤがあるとか?
売買を専門にやってる不動産屋さんは
「賃貸なんかやってられない( 一一)」
ともいいますよね!(というかよく聞きます)
賃貸仲介の手数料
ではその「やってられなーい( 一一)」と言われている賃貸の仲介の手数料はいくらなのか。
手数料限度額原則:賃料の1ヶ月分+消費税(8%)
です!つまり。【家賃が9万円なら】
9万円×消費税(1.08%)=9.72万円
となります。
確かにこれだと、なかなか「稼ぐ!」というのは簡単ではなく、かなりの数をこなさなければなりませんね!動く金額が小さい分、決まる本数も多いみたいです。
そして、賃貸の場合は、この金額が更新のたびに(基本は二年に一回とか)受け取ることができるので、契約者(借主)の居住環境をよくしておけば、定期的に収入がある。という感じですね!
不動産屋の裏の顔…(; ・`д・´)
「家売る〇ンナ」のサンチ―は…
お客様の前では劇的なプレゼン、圧倒的な気迫、そしてさもそれが、そのお客様にとってのベストアンサーであるかのように提案します。そしてお客様が「買います」というと「落ちた…」と締めくくります。(笑)
しかし問題のシーンはその後ですが
あんなにもいろいろとプレゼンし、全力でお客さまのことを考えていたようですが、結局は
「お客さまのことを考えるのは売るまでで、その後のことは関係ない!ボランティアじゃないのだ!!だからお前はいつまでも家が売れないのだ!!!」
と、毎度毎度、部下を罵倒するシーンがありました。
これはあくまでドラマですから、演出もあります。
しかし、現実はもっと残酷です。
わたしが聞いた、リアルな不動産屋の発言
実際の会話①(サイトウが質問)
昨日みた「家売る〇ンナ」で、ネットカフェに寝泊まりしてる人に家を売るっていう話がありましたね~(笑)あれ凄いですね!
いや~ないっしょ(笑)ネットカフェで寝泊まりしてるとかクズでしょ(笑)そんなやつ絶対に相手にしないし。金持ってなさそうなやつの話なんか、聞いてるふりして聞かないし、ローン通らなさそうって思ったら物件の紹介もしないよね(笑)時間の無駄。
(こわー…発言やばー…こんなこと思っても言ったらまずいんじゃ…)
実際の会話②(不動産屋さん同士の会話)
○○さん、▲▲の物件(賃貸アパート)なんですけど…
全部で6部屋あって、5部屋埋まってて1部屋空いてるんですけど。
103号室だけ男で、あと4部屋は女性なんですよ!
うんうん、それで?
103号室が今度更新なんですけど、ちょっと不利なこと言って
更新させずに出ていかせたら、契約者が女性だけになるんですよ…。
そしたらあの物件【オートロック】あるし、実質契約者が【女性だけ】
になったら…家賃あげても余裕で埋まりますよね?
お~!そりゃそうでしょ【オートロック完備】【女性限定】は
いま人気の物件の条件だからね~(笑)
そうっすよね!そしたら家賃1万円あげても埋まりますよね!よっしゃー…
なんかいい方法ないですかね??(笑)
(えええ…家賃てそんな風に操作されるんだ…こわっ…)
結局のところ…
不動産屋さんも「不動産屋さん」というだけあって、所詮は「お仕事」なんだなーと。
まぁビジネスだからわかりますけど、こんな裏表の激しい不動産屋さんは、信用ならないですよね…。
ちなみに、私の義理のお義父さんは愛知県で不動産屋さんをしていますが、
「買いたい」と言ってきた人が、実際に買うことができそうでも、
「ほんとに買うのか?買ってその後は大丈夫なのか!?」と親身になって心配してくれます(笑)
とくに購入希望者の年齢が若いとなおさらみたいです。
売ってさえしまえば利益になるのに、買いたいと言っているお客様のことを全力で心配してくれる。
こんな不動産屋さんのいうことなら、信用してもいいんですけどね…「売れればなんでもいい」「金のな奴には用はない」など、思っている不動産屋さんが大半のようで…しかし、実際には見極めが難しいので、みなさんは簡単に騙されないでくださいね…(´;ω;`)
買った方がお得?買わなければ払わなくて良いお金、たくさんありますが…?
「住宅ローン控除で10年は税金から控除される」「消費税が上がる前に!」…
これ全部「買うなら」ですよ。
持ち家は、あなたの物になる?
「借りているうちは一生自分のものにならない。けど買っちゃえばローンが終われば自分のものになるから、家賃もなくなるし、そっちの方がいいに決まっている!!!」
こういう意見、すごく耳にしますけど…しますよね?聞いたことありませんか?
むしろ買ってる人の主張のほとんどがこれだったりしませんよね…?
ローンが終われば支払いはなくなる?
35年ローンを組んで、35年後にローンを払い終えたその家は、はたして美しいままでしょうか?
きっとそんなことはないですよね…リフォームが発生します
家賃はなくてもリフォームやメンテナンスの代金が何百万とかかることがほとんどです(;’∀’)
そして固定資産税という税金が、ローンの他に、ローンが終わっても、その資産を所有している間は永遠にかかります。
あなたが、主として、その土地を日本国から借りている状態。
これが、あなたが思う「自分の土地」です。
あくまで借りているという状態は同じなのです。
【賃貸は借りているもの:買ったものは自分のもの】
この考え方は、、、上記のようにある意味間違えています。
相続税・贈与税ってありますよね?
この不動産という資産は、相続税・贈与税の対象となる、資産です。
つまり、自分で買ったものであるにもかかわらず、親族(配偶者・子)にタダで譲ったりできませんし(貰う側は贈与税を支払わなければならないかも)
もし名義人であるあなたが亡くなったときには相続が発生しますが。
あなたが家族のためにと覚悟を決めて買って、ローンも払い終わった家なのに、残された遺族は、その家(及び土地)の資産価値から計算される相続税を納めないと、場合によっては家と土地は取り上げられてしまいます。
このように、「いま自分が買っておけば、将来家族がたすかる!」と思っているのは、正しいとは限らないのです。
そして、そもそも…
どうしてあなたは、いま、新たに家を買おうとしているのでしょうか?
両家の親御さんは、家をもっていないのでしょうか?
ここで言いたいのは、親が用意した家(または土地)に、数十年後、お子さんが継続してそこに住む(その土地を使う)とは、限らないのです
お子さんもいずれ独立し、家庭を持ち、その時には、その時のライフスタイルに合わせた場所に住むのです。
社会情勢からみた【家買うリスク】
不動産屋さんはローンの支払いなどの心配を払拭するための話をしてくると思いますが
立場上、絶対に説明できない【とあるリスク】があると思います…(笑)
家庭崩壊のリスク【離婚のリスク】です…(笑)
縁起でもないですよね、ほんとにすいません(笑)でも、実際に起きているトラブルです…。
団体信用生命保険という制度はあるけども…
団体信用生命保険というのは、ローンの支払いのさなか、名義人にもしものことが
あった時、そのローンの残債を帳消しにしてくれるような保険制度です。
非常にありがたいですよね。
しかし、この制度は契約者(主に夫婦のどちらか一方でも)が死亡したときまたは高度障害状態なった場合に効力を発揮する保険金であり。
離婚してもう家族じゃなくなったからとか、そんな理由では保険金がおりたりはしません。(笑)
日本の離婚率
日本の離婚率は約35%
そして
婚姻期間で比べた時に、もっとも離婚する可能性の高いのは
- 1位…婚姻期間5年~10年での離婚が23%
- 2位…婚姻ウ期間10年~15年での離婚が15%
離婚したカップルのうち
約75%は結婚してから15年以内にに離婚しているんだそうです。
私は決して、この記事を読んでいるあなた様が、近い将来離婚するのではないか?と思っているわけではありません。
ただ、あなたも、そして私をも含めた【日本の結婚したカップルを対象とした調査の結果】を。ご提示しているわけです(;’∀’)(笑)
「結婚したらマイホームっしょ!」と言わんばかりに、結婚してすぐに家を建てた人が、その半年後に電撃離婚したケースを目の当たりにした経験がサイトウにはありますので、こういった【リスク】もありますよ~って話でした。(笑)
そのほかのリスク
あとは簡単に
- 転職や環境の変化による収入減のリスク
- 団信では保障されないケガによる収入減のリスク
上記のようなリスクが存在する中で、ローンの支払いは、変わらず続くのです。
・転勤のリスク…いつあるかわかりませんよね…。
などなど、
今回は、【家買うリスク】というテーマでお送りしていますから、ネガティブな内容になってはおりますのでご了承くださいね。
最後に…
正解はありませんからね!
家を買うことを否定しているわけではありません。賃貸で暮らし続けることのデメリットも、もちろんあるのはわかっております。
ただ、世の中の人が、かなりのペースで家を買っているのは事実ですが、人口が減少しているのもゆるぎない事実です。
日本はいま、空き家の件が社会問題になっております。この狭い日本で、空き家…領土が非常にもったいない(笑)
「同じ広さで、またはそれよりも大きな家を、うーーーーーーんと安く買える環境が地方にはあるのに、なぜか都心部の狭くて高い土地に、こぞって家を建てる。」
さまざまなリスクがあるのに…すごいなーと、以前から思っておりました。
価値観なのかもしれないので正解はないですが、若くして成功したひとの多くは、家を持つことを否定していますよね。ホリエモンさんなんかもその一人です。
【お金を稼ぐ⇒成功者になる⇒持ち家を持つ!】
これが大正解なら、高額家賃の賃貸マンションに「家賃何百万」みたいなお金をはらう人がどうしているのか…?
長くなりましたが最後に…
…わたくし、齊藤は、きっと、家を買います。家族のために・・・・・・・・・(*’▽’)(オーレイ‼(笑))
では、今回はこの辺で!(笑)
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